僕は嘘をつく奴なんてものを人としてみなしてはいない。
むかしから嘘をつく奴は嫌いだ。
そんな幹が僕の中でしっかりと根を張り中枢をなしている。
どうやら、僕達(僕と妻)は嘘をつかれたようだ。約束を破られたのだ。
僕は、キリスト教でいわれる『七つの大罪』には『嘘をつく』が含まれていると思い込んでいた。しかし、それは勘違いで、キリスト教では「嘘をつくな」と教えているのをそう思い込んでいたようだ。
≪七つの大罪≫
『傲慢』
『嫉妬』
『憤怒』
『怠惰』
『強欲』
『暴食』
『色欲』
因みに、『虚飾』が『傲慢』に組み込まれている。
そして、『虚飾』に『嘘をつく』は含まれている。僕はそう認識している。
僕の中ではそうでしかない。
約束を破る事によって嘘をついた奴の精神力なんてものは僕の足下にも及ばない。
僕の中ではすでに人では無いので精神すらも感じられないでいる。
兎の光太郎は嘘をつかない。兎の蓮も嘘をつかない。兎のSUNも、ニーチェも嘘をつかない。
たくさんの嘘をついて、
たくさんの「こうしようと思っている。」を無視している。
日常的にお前が嘘をついていることは知っていたよ。
随分前から知っていた。
お前よりもお前を把握している。
お前には幹が無い。
枝葉も育たないし、実が成る事なんてことは到底無いのだ。
『嘘をつく』奴には関わりたくはない。
『嘘をつく』奴には無関係でいたい。
そして『嘘をつく』お前はきっと、知らないと言うのだろ。